イースⅧ -Lacrimosa of DANA

レビュー

伝統にして伝説のアクションRPGシリーズの一作品。
軽快にして爽快なゲームプレイを、寝る間を惜しんで楽しもう。

公式:https://www.falcom.com/ys8_ps4/

■どんなゲーム?

アクションRPG。
プレイヤーはシリーズ通しての主人公=赤髪のスゴウデ剣士=アドル・クリスティンになって、未開の地を冒険する。

見下ろし型の視点(右スティックカメラ移動あり)から、敵に向かって□ボタン連打で攻撃。ゲージを消費して発動できるたくさんの攻撃スキルと、無双ゲージを開放して放つ超必殺技を駆使してゲームを進める。
ゴリ押しの爽快感。
その一方で、「直前回避」や「直前ガード」によるバトルボーナスを狙ったテクニカルな戦い方も楽しい。絶妙なアンバイ。
ロックマンも真っ青のピョンピョンジャンプも魅力。敵を浮かせてジャンプして空中コンボ、なんてのもお好みで。

アドルをふくむ全6キャラの内3キャラがバトルメンバー。キャラごとに、攻撃属性(斬撃・打撃・刺突)がある。
敵の弱点をつくように、キャラをどんどん切りかえて戦おう。

アクションゲームならではというか、ゲームの難易度を選べる。
筆者はヌルゲーマーなので、ノーマルモードで一通り楽しんだ。満足。

舞台はミステリアスな島。
拠点から未開の地へ進みながら地図を埋めていく。
地図を埋めることでストーリーが進行し、地図をもっと埋めるためにはストーリーを進行させなくてはならない。

拠点では武器改造や防具購入ができる。
そのための素材は冒険を進める中で宝箱やモンスターから手に入る。

スキルは使えば使うほどレベルが上がる。たいてい、レベルがマックスになる前に別のスキルを「ひらめく」。どのスキルを使うか悩むのも楽しい。

■ストーリー

 剣士・アドルと相棒マッチョ・ドギの乗り込んだ豪華客船には、さまざまな悩みや希望を持ち合わせた人物が乗り合わせていた。
 しかし船は「謎の巨大触手」に襲われて沈没してしまう。
 アドルが目覚めると、そこは「あやしげなウワサ」のあるセイレン島だった。
 セイレン島は緑の木々と凶暴なモンスターあふれる無人島らしき場所だった。
 あれやこれやあって船長やドギと再会を果たすアドル。
「船に乗ってたほかのみんなもどこかに漂着してるんじゃね? みんなをさがし出していっしょに脱出しようぜ!」
 という建て前で、島を冒険することを決心するアドルだった。

 冒険の中で、アドルはたびたび不思議な夢を見るようになる。
 それはこの荒廃したセイレン島の、はるか大昔にあった出来事だった。
 夢の中でアドルは、誰かの記憶をたどっていた。その記憶の持ち主は、セイレン島の巫女として人々からしたわれる「ダーナ」という女性だった。巫女には未来を見る、予知の力があった。ダーナは、自分の目にうつるみんなの未来の笑顔のために、街をかけ回るのだった。

 夢からさめたアドルは、仲間たちとセイレン島を脱出する手段をさがしつづける。しかし一方で、夢の中のダーナはやがて、アドルの見ている荒廃したセイレン島を見出してしまう。おそるべき未来に気づいてしまったダーナが下した決断は……。

 冒険者「アドル」とセイレン島の「ダーナ」。
 二人のかすかな夢のつながりがもたらす壮絶な未来は、果たしてロマンか絶望か――その答えは謎のセイレン島を踏破したプレイヤーだけが知ることができる。

■難点

・打撃キャラの見た目のクセ。
 ガサツなオッサンが最初から最後までついてくる。いい奴なんだけど「プレイしたい」と思いにくいというか。そして困ったことにこのオッサン強いという。
 ストーリーが進んで追加されるもう一人の打撃キャラは一転して天然少女。謎の振り幅。スタイリッシュな打撃キャラがいても良かったような。

・いけそうでいけない場所が多い。「突進系スキルを使うと行ける場所もある」というのがミソで、実は行けるんじゃないか? と色々チャレンジしてしまう。けっきょく、「ストーリー進めてキーアイテム取ってから戻ってくる場所でした」というのがけっこうある。
 これからプレイする人は、それっぽい場所は全無視で良いよ。ストーリー進めてから探索するのが早い。

・耐性アクセサリを装備するタイミングの分からなさ。たとえば毒を無効にできる装備があるとして、それをいつ装備すべきかが分かりにくい。ボス戦突入しちゃうと装備変更できないし。

・映像。PS Vita版と比べればもちろん綺麗だけど、PS4スペック全開作品と比べれば落ちる。もちろんゲームの面白さには関係ない。

・タイトルの読みにくさ。もちろんゲームの面白さには関係ない。

■ストーリーについて【ネタバレ】

 過去と未来が交錯するストーリーは、最終的に「現在がより素晴らしいものになる」べきだと思う。
 だから今作はダメだということはできない。なぜなら今作のストーリーは、そもそも過去と未来が交錯していないのだから。あくまで「大昔」から「大未来」への、一方通行のストーリーなのだ。

 ダーナが、自分の生きる今よりもはるか遠くの未来のために、まわりのすべてが終わった先の未来のために、運命にあらがうことを決心するというのがメイン。それはそれでかなり熱い。

 それはそうなんだけど、「これはタイムスリップものだ!」と早合点してしまう作りになっていると思う。残酷な未来が変わる系の話だと思い込んでしまう。思い込んでしまうとどうなるかというと、まあその……はっきり言ってしまえば、「船長生き返るべ」と勝手に期待してしまうという。で結果、勝手に不満に思うっていう。
 これはイース8をプレイした人のあるあるじゃないかな?

■その他

 筆者のイースシリーズ歴は、今回の8の前に、PSVitaで『セルセタの樹海』をやっただけ。セルセタはナンバリングじゃないしBest版が出てたし、シリーズものにいきなり手を出すタイミングとしてはちょうど良かったのよね。で、セルセタが面白かったから、8を買ったというわけでした。

 セルセタもレビューしたかったけど、少し昔すぎたから、あんまり内容覚えてなくてね。もしこれを読んでる人で手元に機材があるなら、8をやる前にセルセタをやった方が、イースシリーズを楽しめるかもね。

■総評

満足。

ソロゲーマーとしては、こういうゲームをやっちゃうと、
「モンハンそんな面白い?」になっちゃう。
いや、楽しいけどね、モンハンも。
でもイースも素材手に入れて装備作ってできるし、段違いに軽快で、日本人好みのストーリー付きだからね。

まあ面白いよ。イース8は本当におすすめ。

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