エミッターを使ったエレメント作品の注意点

操作メモ

 今回ご紹介するのはエミッターを使ったエレメント作品の注意点です。
 注意点を簡単に言うと、スタンプした時に非表示にならないようにしましょう、ということです。

 通常、オブジェクトを非表示にしてエレメント作品として公開する人なんていません。ですが、エミッターを使うとそのような結果になるかもしれないということです。

非表示になるケース

 エミッターはオブジェクトを発射できるガジェットで、手直しメニューの中でどのオブジェクトを発射するかを指定します。

記事「エフェクトの再生方法」より抜粋
エフェクトを弾として、任意に再生する方法を紹介しました。

 そして、「弾」として指定されたオブジェクトは編集画面上、非表示となります。他に見えるオブジェクトがない状態でエレメントとして保存後スタンプすると、何も見えない作品になります。

 次の図では、見えないエレメントをスタンプしようとしています。

初めてこの場面に遭遇すると、面食らうと思います

 なぜ非表示になってしまうかというと、オブジェクトとガジェットをグループ化すると、ガジェットを見えなくしてくれるという機能があるからです。そしてエレメント作品を保存する時には、自分でグループ化しなくても、トップレベルに置いてあるオブジェクト、ガジェットは勝手にグループ化されます。

記事「オートガイド」より転載。エレメント作品内でオブジェクトとガジェットを置いておくと、自動的にグループ化されます

 この結果、エミッターを含むガジェットと弾だけのエレメントは、「ガジェットと弾がグループ化されたもの」という構成になり、ガジェットが見えない、弾も見えない、結果、何も見えないという状態になります。

 スコープインしないとガジェットを操作できませんが、何も見えない状態ではスコープインもできません。

組み立てモードで見えるようにするには

 スタンプしても何も見えない……こういう状況になったら、透明プレビューOFFにして弾を見えるようにするか、X線ONにしてガジェットを見えるようにするか、どちらかの作業が必要になります。

透明プレビューは、ゲーム的なものを作ろうとしないとあまり触る機会がないかもしれません
X線を使うことで「透視」できるようになります
スカルプトに埋まったコネクタを触りたい時にお世話になる機能です

 どちらも大した手間ではありませんが、スタンプしようとして何も見えないというのは印象が悪いでしょう。「何これバグ? 作者に教えたほうがいいかな?」なんて、利用者サイドに不要な気遣いをさせるかもしれません。

 それにドリームズを触り始めて間もない頃は、透明プレビューもX線も気づきにくい機能だと思います。

対策

 「私のエレメント、編集中は透明プレビューかX線を使ってね」と説明書きをつけるのも一つの手だと思いますが、一番親切なのは最初から見えていることです。
 ということで、見せる用のスカルプチャーを用意するのが最善だと思います。例えば「発射台」オブジェクトを作り込んでやるとか。

 そうは言っても、スカルプトを作る時間が惜しいとか、センスがないからスカルプトは作りたくないとか思う人もいるでしょう。私などはそういう人間です。
 そんな時は、明らかに不要と分かる簡単なオブジェクトを追加しましょう。そしてスイッチ(ON)を配置して、オブジェクトの表示OKにつないでおきましょう。
 エレメントを使う人は「ははーん、本番ではこのスイッチを切ればいいんだな」と察してくれるでしょう。
 もっとも、一度スイッチを切ってしまったが最後、結局、透明プレビューやX線を使うはめになってしまいます。そう考えると、実は「スイッチを切る手間が増えるだけ」なのですが……スタンプしようとする時に利用者を混乱させない方を優先すべきかなと、個人的には思います。

※不要なオブジェクトについてはコライドOFFにするなど、ゲームに影響がないようにしておきましょう。

花火エフェクトをエミッターで表示する『Fireworks』。
謎のキューブはスイッチを切ると非表示になります。

 ということで、エミッターを使ったエレメント作品を作る時には、スタンプ時に非表示にならないように対策を検討してみてください。

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